岡山県北情報誌 「じゃけん」に「今月のピアノ・コレクション」というテーマで、世界のピアノをレポート。ピアノ工房アムズのスタッフによる監修のもと、アムズ・アトリエにて編集したものです。(ライター:松下真生)

巨匠フルト・ヴェングラーは、ベヒシュタインのピアノについて、「とりわけ高貴で豊かな音色。甘いのに、崇高。」と表現し愛用していました。
力強さとストレートな響きがベヒシュタインの最大の魅力で、クラッシックの演奏会場のみならず、ポピュラー音楽やジャズのステージでも幅広く使用され、パワフルに活躍するピアノです。
ドイツのピアノ職人の意地と粋を感じさせる、最高の芸術工芸品といえるでしょう。
1853年以来、プレーヤーと聴衆を魅了し続けてきたベヒシュタインの愛用者には、フランツ・リスト、セシル・テイラー、ドビュッシー、チック・コリアなど時代やジャンルの垣根がありません。

スタインウェイの音は繊細かつ豪華。pppからfffまで、ピアニストの多彩な表現を事もなげに美しい音楽に変えていきます。その華麗な響きはクラシックはもちろん、ジャズやポピュラーのアーティストまで、音楽の枠を超えて広く愛されています。
スタインウェイ・ピアノの信頼度とネームバリューは、世界中の劇場や音楽ホールに配備されていることが、その証といえるかもしれません。
世界最高級ピアノの代名詞といえるスタインウェイ・アンド・サンズ社は1850年にドイツから米国に移民したヘンリー・E・スタインウェイによって、1853年ニューヨークで創立されました。そのためアメリカのジャズメンには、スタインウェイのサウンドを好む傾向があるそうです。
現在もドイツ工房とアメリカの工場で製造を続けている同社ですが、創立以来100を超える特許を取得し、設計構造や製造プロセスにおいて現代ピアノの規範となっています。
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